|
猫の顔

猫の顔は、単に魅力的で可愛いだけでなく
単独で狩をするのに必要なあらゆる機能が
備わっています。
耳
細かい筋肉が耳のまわりにあるので
自由に動かせます。
そして、おおよそ6万ヘルツの超音波を
聞く事が出来るので、ネズミなどの獲物が
いる場所がすぐ分かるんです。
犬は4万ヘルツですから、単独で狩をする
猫の方が耳はいいのです。
ちなみに、人間は2万ヘルツまでと言われています。
|
目
瞳孔は明るい所では、光が入りすぎないように細く、暗い所では多くの光を取り入れるように
丸く大きくなります。
目を横から見ると、レンズがある様に盛り上がっていますよね、
これによって、少しの光でも集めることが出来、まさしくレンズの役目があります。
さらに集められた光は、網膜の下にあるタペータムと言う組織に反射し、もう一度網膜に
送られるので、二倍に光を利用する事ができます。
このため月明かりの様な僅かな光があれば、見えるので暗い森の中でも狩が出来るのです。
目が暗闇で光るのは、この反射板のようなタペータム組織があるためです。
視力はかなり悪いようですが、動くものに対しては敏感に反応出来ます。
|
鼻
犬の嗅覚には負けますが、猫もかなりの嗅覚の持ち主で、色んな物にスリスリして
自分の匂いを付け、後でその匂いを嗅ぎ、安心したり、確認したりします。
またヤコブソン器官と呼ばれる臭覚組織が口の中にもあり、性ホルモンなどの
魅力的な匂いを嗅ぐときに用いられ、恍惚状態になるため、その時の口が半開きになり
笑っているように見え、これをフレーメン反応といいます。
スーちゃんはみみちゃんのお尻の匂いを嗅いで、この状態になりましたが、笑っていると
言うよりは、どちらかと言えば私には「くっさ〜」の表情にしか見えませんでした。
|
舌
ザラザラとしているので、獲物の肉を骨から上手にそぎ食べる事が出来ます。
魚を骨だけ残し、きれいに食べられるのは、この舌があるからなんです。
また、毛づくろいをする時にはブラシ代わりにもなります。
ですから、ほほなどの柔らかい所を数回舐められると、ヒリヒリしてとても痛く、まるでヤスリを
掛けられているようです。
|
歯
生後2〜4週間で、26本の乳歯が生え、3〜6ヶ月で30本の永久歯に生え変わります。
そのうち上下4本の犬歯で、獲物の急所に噛み付きしとめ、他の歯で肉をひきちぎります。
|
ヒゲ
猫が狭い所を素早く走り抜けるのを見る事がありますよね、これは沢山の神経細胞が
集まっているヒゲが敏感に反応し、幅を測りながら通れるかどうかを瞬時に判断
出来るからです。
暗い夜の森で狩をしていたのですから、まわりは木や岩など障害物が沢山あり
その中を獲物を追いかけなければなりません。
その為、目で確認するよりも、ヒゲで障害物を確認するほうが、はるかに効率がよいのです。
また、湿気が多くなると、水滴がヒゲに付着し重くなるので、丁寧に手入れをしますが、
「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われるのは、このためです。
大切なヒゲなので、食餌の後は念入りに手入れをします。
気持ちもヒゲで分かり、下を向いている状態はリラックスしていて、
ピンとして前方に向いていたら、緊張、不安、興奮している時です。
|
猫の顔は、夜行性で単独で狩をするのに適した優れものなのです。

|